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「パーソナルジム開業は儲かるの?」
「パーソナルジムを開業するメリットは?」
パーソナルジムを開業したいと考える中で、このような疑問や悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、パーソナルジムを開業するメリットから、必要資金や流れなどについて詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
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Contents
パーソナルジム開業は儲かるのか
健康や美容への関心が高まっており、個別のトレーニングやカスタマイズされたアプローチを求める人々が増えています。そのため、パーソナルジムの経営は収益性の高い事業といえます。しかし、昨今は競合店の増加により、経営は容易ではありません。
パーソナルジムを開業するには、十分に市場調査や競合分析を行い、入念な計画を立てましょう。そして、質の高いサービスと効果的なマーケティング戦略を採用することが望まれます。
パーソナルジム市場の実情
現在のパーソナルジム市場は、パーソナルトレーニングの需要が増えるにつれて拡大しています。市場規模は約1000億円であり、フィットネス業界全体の市場規模は約4600億円です。
パーソナルトレーニング市場はまだ小規模ではありますが、成長が見込まれています。健康や美容に対する意識の高まりにより、個別のトレーニングや専門的な指導を求める顧客が増えているためです。
今後も需要は継続的に拡大する可能性があり、パーソナルジムビジネスは成長産業と言えます。
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パーソナルジムを開業するメリット
ここからは、パーソナルジムを開業するメリットを解説していきます。
主なメリットは以下の3つです。
- 特別な資格がいらない
- 低予算で始められる
- 集客のハードルが高くない
それぞれ見ていきましょう。
メリット①特別な資格がいらない
パーソナルジムを開業するメリットのひとつは、特別な資格がいらないという点です。一般的なジムであれば、トレーナーとしての資格やライセンスを持つ必要がありますが、パーソナルジムは個別のトレーニングや指導を行うため、特定の資格が必須ではありません。これにより、トレーナーやコーチとしての経験や専門知識を持つだけで、開業できます。
また、個別のニーズに応じたトレーニングやカスタマイズされたアプローチを提供できるため、顧客満足度を高めることができます。パーソナルジムの開業は、特別な資格を持たない人でも、専門的なトレーニングサービスを提供する機会を得ることができる魅力的な選択肢です。
メリット②低予算で始められる
次に、低予算で始められるというメリットが挙げられます。一般的なジムのように大規模な施設や設備を必要とせず、比較的小規模なスペースやトレーニング機器のみで開業できます。
また、パーソナルジムは1人または少人数のクライアントに特化したサービスであるため、営業費用や従業員の人件費なども抑えられるでしょう。これらの要素により、比較的低い初期投資額でジムを開業し、将来的な収益増につなげることができます。
メリット③集客のハードルが高くない
最後に、集客のハードルが比較的低いという点が挙げられます。パーソナルジムは個別のニーズに合わせたトレーニングやサービスを提供するため、限られたクライアント層に特化しやすいです。そのため、ターゲットとする顧客層を明確にし、それに合わせたマーケティングや広告活動を行うことで、効率的に集客できます。
パーソナルなアプローチやカスタマイズされたトレーニングが求められる傾向から、口コミや紹介によるクライアントの増加も期待でき、集客の負担が軽減されます。
パーソナルジムを開業する方法
ここからは、実際にパーソナルジムを開業する2つの方法をご紹介していきます。
起業・独立
パーソナルジムを開業する方法のひとつは、起業や独立することです。
自身のビジネスを立ち上げ、自由な経営を行うことができます。
独自のコンセプトやサービスによって、競争力を持つこともできるでしょう。
しかし、事業計画の作成や資金調達、集客などの課題もあります。
起業や独立にはリスクも伴いますが、熱意や情熱を持って取り組むことで、成功を収めることができるでしょう。
フランチャイズ
パーソナルジムを開業する方法のひとつは、フランチャイズ展開です。
フランチャイズとは、既存の成功したジムのブランドやビジネスモデルを利用し、そのノウハウやサポートを受けながら独立してジムを運営することです。
パーソナルジムの開業をお考えの方はこちらをご覧ください。
パーソナルジムのフランチャイズ加盟店募集
フランチャイズ展開は、ブランド力やマーケティング・広告支援、トレーニングプログラムの提供など多くのメリットがあります。
また、既に確立されたシステムがあるため、スタート時のリスクが低くなります。
ただし、ロイヤリティーや契約期間など、一定の制約もありますので注意が必要です。
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パーソナルジム開業の事前準備
ここからは、パーソナルジム開業の事前準備について解説していきます。
するべき準備は、以下の6つです。
- コンセプト
- エリアのリサーチ
- 集客方法の検討
- ターゲットの選定
- サービス内容の策定
- 価格設定
それぞれ順に確認してください。
事前準備①コンセプト
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、コンセプトの設定です。
コンセプトは、ジムの独自性や目指すターゲット層を明確に定めるものであり、成功の基盤となります。
たとえば、高齢者向けのジムや女性専用ジムといった特定のニーズに特化できます。
趣味やスポーツに関連した要素を加えることもありでしょう。
コンセプトを明確にすることで、集客やブランディングにも役立ちます。
事前準備②エリアのリサーチ
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、エリアのリサーチです。
エリアのリサーチでは、設立するジムの周辺地域の需要や競合状況を調査し、市場の潜在性を把握します。
人口や所得レベル、ライフスタイルなどを分析し、ターゲット層の需要やニーズを把握することが重要です。
また、周辺にどのような競合ジムが存在し、どのような差別化ができるかも検討します。
エリアのリサーチをしっかりと行うことで、事業計画の策定やマーケティング戦略の立案に役立ちます。
事前準備③集客方法の検討
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、集客方法の検討です。
集客方法を検討する際には、オンライン広告やSNS活用、口コミの活用など、効果的な方法を選ぶことが重要です。
また、無料体験やキャンペーンなどの特典を設けることで、初めての顧客を引き込むこともできます。
さらに、ターゲット層に合わせたイベントやコラボレーションも検討しましょう。
集客方法の検討には、マーケティングの知識と柔軟な発想が求められます。
事前準備④ターゲットの選定
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、ターゲットの選定です。
ターゲットを選定する際には、年齢、性別、ライフスタイル、健康目標などを考慮し、最も需要の高い層を特定します。
ターゲット層のニーズや要望を理解することで、効果的なプログラムやサービスを提供できます。
さらに、ターゲット層に合わせたマーケティング戦略を立てることも重要です。
ターゲットの選定は、ジムの成功に不可欠な要素であり、事前準備の中でもとくに重要なアクションのひとつです。
事前準備⑤サービス内容の策定
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、サービス内容の策定です。
サービス内容を策定する際には、トレーニングプログラムの種類や時間、コンサルティングの内容などを決めることが重要になります。
また、顧客のニーズや競合他社のサービスを考慮し、差別化を図ることも必要です。
さらに、プロフェッショナルなトレーナーの配置や最新の設備の導入も検討しましょう。
サービス内容の策定は、顧客の満足度やジムの評判に直結するため、慎重なプロセスが求められます。
事前準備⑥価格設定
パーソナルジム開業の事前準備のひとつは、価格設定です。
価格設定は、適切な利益を確保しつつ、顧客に満足してもらえる価格を決める重要な要素です。
競合他社の価格や市場の需要と供給を考慮しながら、サービスの品質や付加価値を反映させた価格を設定する必要があります。
また、顧客層やターゲットの経済状況にも配慮し、柔軟なプランや割引制度を検討することも重要です。
価格設定は、ビジネスモデルの成功に大きな影響を与えるため、慎重に計画する必要があります。
パーソナルジム開業の費用相場
ここからは、パーソナルジム開業の費用相場を見ていきましょう。
基本的には、以下の5つの費用が必要になります。
- 物件取得費
- 内装費
- 設備費
- 広告費
- 運転資金
それぞれ確認してください。
物件取得費
物件取得費は、パーソナルジム開業における費用の一部です。
一般的には、物件を借りる際には敷金・礼金や保証金などの費用が発生します。
そのため、物件取得費は50万円程度が相場です。
ただし、地域や物件の条件によって異なる場合もありますので、具体的な条件を確認する必要があります。
また、物件取得費以外にも、家賃や共益費などのランニングコストも考慮する必要があります。
内装費
内装費は、パーソナルジム開業において必要な費用の一部です。
一般的には、ジムの内装を行うための材料や設備の購入費用、工事費などが含まれます。
内装費の相場は、20万円から50万円程度が一般的ですが、具体的な金額はジムの広さやデザインによって異なります。
内装はジムの雰囲気や快適性に直結するため、適切な設備や質の高い材料を選ぶ必要があります。
予算を確保しながら、魅力的で機能的な内装を実現することが重要です。
設備費
設備費はパーソナルジム開業において必要な費用の一部です。
一般的には、トレーニングマシンやフリーウェイト、エアロビクス用具などの設備を購入するための費用です。
設備費の相場は約100万円程度が一般的ですが、ジムの規模や設備の種類によって変動します。
質の高い設備を選ぶことが重要であり、予算を考慮しながら必要な設備を選定しましょう。
また、メンテナンスや更新費用も忘れずに計算に入れる必要があります。
関連記事:パーソナルジム開業の際に揃えるべき器具は?費用相場も解説
広告費
広告費は、パーソナルジムの開業において重要な費用のひとつです。
一般的には、広告媒体への出稿やデザイン制作の費用をカバーします。
広告費の相場は15万〜25万円程度であり、具体的な金額は選択する広告手法や期間によって異なります。
効果的な広告を行うことで、集客やブランド認知を促進し、ジムの成果につなげられるでしょう。
予算内で効果の高い広告手法を選び、広告費を上手に活用してください。
運転資金
運転資金は、パーソナルジムの開業において重要な費用のひとつです。
運営費や経費を賄い、ジムの運営をスムーズに行うために必要です。
一般的には、家賃、人件費、光熱費、広告費など、毎月かかる費用をカバーするために1ヶ月あたり30万円程度の運転資金が必要とされます。
ただし、ジムの規模や地域によって金額は異なりますので、事前に詳細な予算計画を立てることが重要です。
適切な運転資金を確保し、ジムの健全な運営を目指しましょう。
パーソナルジム開業の資金を調達する方法
ここからは、パーソナルジム開業の資金を調達する方法を紹介していきます。
主な方法は以下の4つです。
- 自己資金(貯金)
- 融資
- 補助金
- クラウドファンディング
それぞれ解説していきます。
方法①自己資金(貯金)
自己資金(貯金)は、パーソナルジム開業の資金を調達するひとつの方法です。
これは、自身の貯金や個人資産を活用してビジネス資金を確保する手段です。
自己資金を利用することで、ローンの返済や利子の負担を抑えることができます。
ただし、すべての資金を自己資金で調達すると貯金が減少し、リスクが高まることもあります。
適切な自己資金の額を決め、リスクを最小限に抑えながら開業資金を計画しましょう。
方法②融資
融資は、パーソナルジム開業の資金を調達する方法のひとつです。
銀行や金融機関からの貸付を受け、開業資金を確保します。
融資を受ける際には、ビジネスプランや返済計画、担保の提供などが求められることもあります。
また、金利や返済期間などの条件もありますので、事前に比較検討を行うことが重要です。
適切な融資を受け、返済計画を守りながらジムを運営しましょう。
方法③補助金
補助金は、パーソナルジム開業の資金を調達する方法のひとつです。
政府や地方自治体、産業団体などから提供される補助金を受けることで、開業に必要な費用を一部補助してもらえます。
補助金の対象条件や申請手続きはさまざまですが、ビジネスプランや効果的な事業提案書を提出することが求められることが多いです。
補助金は負担軽減や事業促進に役立つため、開業資金を捻出するひとつの手段として検討しましょう。
方法④クラウドファンディング
クラウドファンディングは、パーソナルジム開業の資金を調達する方法のひとつです。
インターネット上のクラウドファンディングプラットフォームで、多くの人々が小額の寄付や投資を通じて資金を提供します。
開業計画や魅力的なリターンを提示することが成功の鍵となります。
ただし、広告やPR活動が必要であり、成功には努力が必要です。
クラウドファンディングはネットワークを活かし、資金調達と共同コミュニティの構築にも役立つ手段です。
パーソナルジム開業で失敗しないためのポイント
最後に、パーソナルジム開業で失敗しないためのポイントを見ていきましょう。
ここでは網羅的に、以下の7つを紹介します。
- 小さく始める
- ターゲットを明確にする
- 差別化を図る
- 立地にこだわる
- Webを用いて集客する
- チラシを配る
- 適正価格を設定する
それぞれ解説していきます。
ポイント①小さく始める
小さく始めることは、パーソナルジム開業で失敗しないための重要なポイントです。
初期投資を抑え、少人数のクライアントからスタートすることで、経営のリスクや負担を軽減できます。
顧客とのコミュニケーションを重視し、サービスの質を高めることもできるでしょう。
また、顧客のフィードバックを受け取りながら、徐々に拡大することで、ニーズに合ったサービスを提供できるようにもなります。
次第に信頼を築いて成長するため、スモールスタートを心がけましょう。
ポイント②ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすることも、パーソナルジム開業で失敗しないための重要なポイントです。
具体的な顧客層やニーズを把握し、それに合わせたサービスやプログラムを提供することが求められます。
ターゲットを明確にすることで、マーケティング活動や広告にも効果的に取り組むことができます。
また、顧客との関係を良好に築くこともできます。
自分の得意分野や独自の特徴を活かし、特定のターゲットに焦点を当てることで、成功に近づけるでしょう。
ポイント③差別化を図る
パーソナルジム開業で失敗しないためには、差別化が重要です。
ほかのジムとの競争を勝ち抜くために、独自の特徴やサービスを提供する必要があります。
たとえば、特定のトレーニング方法や専門分野に特化したジムを展開するなど、他とは異なる価値を提供することが必要です。
また、顧客の声に耳を傾け、改善や新しいアイデアを取り入れることも大切です。
差別化を図ることで、顧客にとって魅力的なオプションとなり、成功への道を切り開くことができます。
ポイント④立地にこだわる
パーソナルジム開業で失敗しないためには、立地にこだわることが重要です。
集客やアクセスのしやすさ、競合他社の存在など、立地がビジネスの成否に大きく影響します。
周辺の需要や市場調査を行い、ターゲットとマッチした場所を選ぶことが必要です。
また、賃料や人口密度、交通アクセスなど、経済的な観点も考慮しなければなりません。
立地にこだわることで、顧客の利便性を高め、競合他社との差別化も図れるでしょう。
関連記事:パーソナルジムの開業に適したマンションとは?選び方を解説
ポイント⑤Webを用いて集客する
パーソナルジム開業で失敗しないためには、Webを活用した集客が重要です。
ウェブサイトやSNSを活用し、情報発信や広告を行い、ターゲットにリーチすることが効果的です。
美しいデザインや使いやすさ、専門知識を発信することで信頼性を高めましょう。
また、オンライン予約システムやオンラインクラスの提供など、デジタル化を進めることも重要です。
Webを活用して集客を図ることで、多くのリーダーを獲得し、ジムの成功につなげることができます。
ポイント⑥チラシを配る
パーソナルジム開業で失敗しないためには、チラシを活用した集客が効果的です。
ターゲット層に合わせたデザインや魅力的なコピーを作成し、商店街や公共施設などに配布しましょう。
また、デジタル広告との組み合わせや特典付きのクーポンなどを封入することで、興味を引き、来場やお試し利用を促すことができます。
チラシ配布は比較的低コストで効果があり、地域密着型の集客にもつながるため、積極的に取り組むことが重要です。
ポイント⑦適正価格を設定する
パーソナルジム開業で成功するためには、適正価格の設定が重要です。
利益を考慮しながら競合他社と比較し、価格を決めましょう。
高すぎれば客層が限定され、低すぎればビジネスの持続性が危うくなります。
価格設定には集客力や提供する価値を考慮し、市場調査や顧客のニーズに基づいて決定しましょう。
適正価格を設定することで、ジム運営の経済的な安定性や満足度の高い顧客を獲得できます。
パーソナルジムを開業するメリットは主に3つ
今回は、パーソナルジムの開業について解説してきました。
パーソナルジムの開業には特別な資格が必要ありません。
特定のトレーニング資格を持つ必要がないため、最初から専門的な知識や経験を持たなくても始めることができます。
また、パーソナルジムは比較的低予算で開業できるビジネスモデルです。
大規模な施設や機材を用意する必要がなく、小規模な場所や共有スペースを利用することでコストを抑えることが可能です。
さらに、集客のハードルも高くありません。
地域密着型のジムであるため、ターゲット層に直接アプローチしやすく、口コミや地域コミュニティを活用した集客手法が有効です。
海老名・中央林間のパーソナルトレーニングジムZilch(ヂルチ)
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この記事の監修者
パーソナルトレーニング スタジオZilch代表
町田 洋祐大学卒業精神科にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務開始。大手ジムに転職後、スポーツ整体を学び、整体&パーソナルトレーニング専門店にて経験を積む。2024年に著書『骨格ポジショニングダイエット』を全国出版。
美ボディのためのトレーニング指導と、筋膜リリース・整体による姿勢の矯正。お客様の体力に合わせて、より効果的かつ“楽しく”パーソナルトレーニングを得意とする。
<資格>
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会公認パーソナルトレーナー) ・SMART TOOLS 認定プロバイダー ・EliX認定ファシアリリースセラピスト・スポーツ整体師 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士<著書>
骨格ポジショニングダイエット: 自分のタイプを知って無理なく最速痩せ! リバウンドもゼロ<公式SNS>
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