トレーナーブログ
パーソナルトレーナー論
筋トレ
皆さん、こんにちは!
海老名・中央林間のパーソナルトレーニングジムです。
新型コロナウイルスが流行して2年半が経ちました。生活環境も変化して、流行する前と比べて随分生活スタイルが変わりましたよね。
特に普段会社に出勤して仕事していた人はリモートワークや在宅勤務になり、あまり家から出ることがなくなってしまった、なんて方も多いのではないでしょうか?
そんな生活が続くと”座りすぎ”な毎日を送ると思います。”座りすぎ”、いわゆるデスクワークのやりすぎは身体への悪影響は様々な研究で明らかになっています。場合によっては死亡リスクを上げてしまうなんてことも。。。
今日は長時間座りすぎによる、危険性をご紹介します!
日本人は平均座位時間が世界最長!?
日本人といえば、海外の人たちからすると、良く言えば”勤勉”、悪く言えば”働きすぎ”というイメージを持たれているようです。そんなイメージは決して間違いではなく、世界で一番座っている時間が長い国と言われているんです!
平均座位時間はなんと7時間!!
この記録はシドニー大学などのオーストラリアの研究機関の調査で判明したそうです。
1日の1/3近くの時間座っているんですね・・・。仕事だけではないと思いますが、それでも座りすぎな気がします。
座りすぎによる様々な健康リスク
座位時間が長くなればなるほど、様々な健康被害の可能性が増加していきます。
先ほど上記でも伝えましたが、日本は平均座位時間が世界一。ということは病気になってしまう可能性を自ずと上げてしまっているんです。
①糖尿病や肥満
座りすぎによって血流が悪くなり、筋力だけではなく代謝も低下していきます。座っている状態は脚の筋肉が稼働せず、筋肉への刺激が不足します。この状態が続くと、インスリンの抵抗性が増し、血糖値が上昇することで糖尿病や肥満となるリスクがあります。
②認知症
「座りすぎ」により、脳の記憶形成に欠かせない「内側側頭葉」と「小領域」の皮質が薄くなることで、中年期以降に認知機能が低下することや、認知症を発症する前兆である可能性も考えられることも指摘されています。
この結果はカリフォルニア大学ロサンゼルス校にある、セメル神経科学人間行動研究所の研究によるもので、日常的な運動量および過去1週間の1日当たりの平均座位時間と、MRI検査の解析から、座った姿勢で過ごす時間が長いほど、上記の脳の部分が薄いという結果に基づいています。
(http://www.v-shinpo.com/columns/ninchishou-to/6782-ninchishouto-134 より一部抜粋)
③がん
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究によると、座位行動が最も多い人は、最も少ない人に比べてがん死亡リスクが82%高かったという研究結果を明らかにしました。座りすぎによる運動不足が発ガンするリスクを高めているようにも思えますね。
死亡リスク増加
座っている時間が長ければ長いほど、死亡リスクが高くなると言われています。日中の座位時間が2時間増えるごとに、死亡リスクが15%(研究の参加者の生活習慣病有病者、無病者含む)増加することが認められました。コロナ禍により圧倒的に座位時間が増加し、血行不良や運動不足を引き起こすことで様々な病気を発症し寿命を縮めてしまうのかもしれませんね・・・。
また、生活習慣病の有病者ではさらに死亡リスクが増加することが明らかになっています。
脂質異常症では 18%、高血圧では 20%、糖尿病では 27%の死亡リスク増加が認められました。
生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病)の保有数に応じて、座位時間と死亡の関係は大きくなり、生活習慣病を保有していない人では、日中の座位時間が 2 時間増えるごとに、死亡リスクは 13%増加となりますが、3 つ全て保有している人では、42%も死亡リスクが高くなることが示されました。
(参照:https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/files/27489.pdf))
運動頻度を高めよう!
座りすぎは、結果として運動不足を誘発してしまいます。そして座位時間が長いことで寿命も縮めてしまうことがわかりました。少しでも健康被害を抑えるため適度な運動を心がけましょう。
- デスクワーク中、30分に一度、立ち上がり全身ストレッチ
- ジムに通う(座位時間を減らす)
- スタンディングデスクワーク
- 運動をルーティン化
などなど。
できることから始めて予防をしていきましょう!
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この記事の監修者
パーソナルトレーニング スタジオZilch代表
町田 洋祐大学卒業精神科にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務開始。大手ジムに転職後、スポーツ整体を学び、整体&パーソナルトレーニング専門店にて経験を積む。2024年に著書『骨格ポジショニングダイエット』を全国出版。
美ボディのためのトレーニング指導と、筋膜リリース・整体による姿勢の矯正。お客様の体力に合わせて、より効果的かつ“楽しく”パーソナルトレーニングを得意とする。
<資格>
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会公認パーソナルトレーナー) ・SMART TOOLS 認定プロバイダー ・EliX認定ファシアリリースセラピスト・スポーツ整体師 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士<著書>
骨格ポジショニングダイエット: 自分のタイプを知って無理なく最速痩せ! リバウンドもゼロ<公式SNS>
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