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「パーソナルジム開業が失敗する理由として考えられるのは?」
「パーソナルジムを開業する際に押さえるべきポイントとは?」
「パーソナルジム開業を成功させる具体的な方法は?」
どんなビジネスにも、失敗例は存在します。しかしその理由は、業種によって偏りがあります。
そこで本記事では、パーソナルジム開業において失敗する理由や、開業する際について知っておきたい情報について詳しく解説します。
パーソナルジムの開業を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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Contents
パーソナルジム開業が失敗する理由
まずは、パーソナルジム開業が失敗する理由として聞かれるものを紹介していきます。
ここでは網羅的に、以下の9つを見ていきましょう。
- ブランド・知名度がない
- 集客できていない
- 競合ジムに比較負けしている
- 人件費率が高い
- 立地が悪い
- 家賃が高い
- サービスに強みがない
- 従業員のモチベーションが低い
- 広告費が高い
それぞれ解説していきます。
理由①ブランド・知名度がない
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、ブランドや知名度がないことです。
競争が激化するフィットネス業界では、信頼性や専門性をアピールするブランドが重要です。
顧客は安心感や信頼性を求めており、知名度の低いジムには集客の難しさがあります。
効果的なマーケティング戦略やPR活動、提供する特別なプログラムやサービスを通じて、独自性を示すことが必要です。
ブランド構築には時間と努力が必要ですが、成功するためには欠かせません。
理由②集客できていない
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、集客できていないことです。
ジムの集客は重要な要素であり、顧客を獲得しなければビジネスは成り立ちません。
集客に失敗する要因としては、マーケティング戦略の不足やターゲット層の見極めの不備、競合他社との差別化ができていないことなどがあります。
SNS運用やSEOを意識したWeb施策、そこからの効果的な広告やキャンペーン、口コミの活用、地域のネットワーク構築など、集客に注力することが重要です。
理由③競合ジムに比較負けしている
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、競合ジムに比較負けしていることです。
競合ジムとの差別化や優位性が欠如している場合、顧客は競合他社に流れてしまう可能性があります。
競合ジムよりも価格、施設、トレーニングプログラムの充実度など、魅力的な要素を提供しなければなりません。
また、競合ジムの弱点を見極め、それを顧客にアピールすることも重要です。
絶えず競合状況を分析し、自身のジムの強みを引き出す努力が求められます。
理由④人件費率が高い
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、人件費率が高いことです。
トレーナーやスタッフの給与や福利厚生などの費用が増えると、ビジネスの運営費用が上昇します。
これにより、ジムの運営に必要な収益を上げることが困難になります。
この問題を解決するためには、人員配置の最適化や効率化、報酬体系の見直し、トレーナーのスキルや経験を活かした付加価値の提供などが必要です。
また、マーケティング戦略や顧客満足度の向上にも注力し、収益を確保する必要があります。
理由⑤立地が悪い
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、立地が悪いことです。
ジムが交通アクセスの悪い場所にあったり、競合他社との距離が遠かったりすると、顧客の利便性や便利さに欠けるため、集客が難しくなる可能性があります。
また、周辺の商業施設や住宅地のポテンシャルも重要であり、需要の存在や競合状況を考慮し、戦略的な立地選定が必要です。
良い立地条件を探すか、施設内の魅力や特色を高めるなど、ほかの要素を補完する努力が必要となります。
理由⑥家賃が高い
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、家賃が高いことです。
ジムは広いスペースを必要とするため、高額な家賃負担が発生します。
これにより、利益を上げるための余裕が減り、経営が難しくなります。採算性を確保するためには、家賃交渉や物件選定に注意が必要です。
また、顧客獲得やマーケティングの努力を強化し、集客力を高めることも重要です。
理由⑦サービスに強みがない
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、サービスに強みがないことです。
ジムがほかの競合施設と差別化できない場合、顧客はほかの選択肢を選ぶ可能性が高くなります。
サービスの強みを作るためには、トレーニングプログラムの独自性や質の向上、専門知識や技術の提供、パーソナルトレーナーの質の向上などを考慮する必要があります。
顧客のニーズや市場動向を把握し、継続的な改善とイノベーションを行うことが重要です。
理由⑧従業員のモチベーションが低い
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、従業員のモチベーションが低いことです。
従業員がやる気を持たないと、顧客満足度やサービス品質が低下し、結果として顧客の流失や口コミの悪化につながります。
従業員のモチベーションを高めるためには、コミュニケーションやフィードバックの頻度を増やし、目標設定や報酬制度の改善を行うなど、働く環境ややりがいを向上させる対策が必要です。
また、従業員の成長を支援するトレーニングや教育プログラムの提供も重要です。
理由⑨広告費が高い
パーソナルジム開業が失敗する理由のひとつは、広告費が高いことです。
ジムの知名度を上げるためには広告やマーケティングが必要ですが、それには膨大な費用がかかります。
広告費の負担が重くなると、経営の健全性に悪影響を及ぼし、十分な利益を得ることが困難になります。効果的な広告戦略を立て、コストを削減する方法を見つけることが重要です。
また、口コミやSNS活用などの代替手段も積極的に活用することで、広告費の負担を軽減できます。
パーソナルジムを開業する際に押さえるべきポイント
次に、パーソナルジムを開業する際に押さえるべきポイントを見ていきましょう。
主なポイントは以下の4つです。
- 競合ジムとの差別化
- 組織のビジョン
- 価格設定
- 人材
それぞれ解説していきます。
ポイント①競合ジムとの差別化
競合ジムとの差別化は、パーソナルジムの成功に欠かせないポイントです。
顧客に与える独自の価値や特長を明確にし、ほかのジムとの差を打ち出す必要があります。
たとえば、トレーニングプログラムの質やカスタマイズ性、トレーナーの専門知識や経験、快適な施設やサービスの充実など、顧客にとって魅力的な要素を提供することが重要です。
市場調査や顧客インタビューを通じて競合環境を把握し、それに合わせた差別化施策を打ち出すことが成功への道です。
ポイント②組織のビジョン
組織のビジョンも、パーソナルジム開業において重要なポイントです。
ビジョンは、ジムの目指す理想的な状態や社会的な貢献を示すものであり、共有された目標を持つことで組織を結束させます。
組織のビジョンを明確にし、スタッフや顧客に伝えることで、共感を生み出し、サービスや運営に一体感をもたらします。
ビジョンは経営戦略やマーケティング戦略の基盤となり、長期的な持続可能性と成長を促進します。
ポイント③価格設定
価格設定も、パーソナルジム開業において重要なポイントです。
競合ジムの価格帯や顧客の予算を考慮しつつ、自身のサービスの品質や付加価値、目標利益を考えて適切な価格を設定する必要があります。
高すぎず、かといって安すぎない価格設定を行うことで、収益を最大化し、顧客に対して満足度の高いサービスを提供できます。
また、柔軟な料金プランや割引サービスを考えることも重要です。
ポイント④人材
人材も、パーソナルジム開業において重要な要素です。
優れたトレーナーやスタッフを採用し、彼らの経験と専門知識を活かした高品質なサービスが求められます。
スキルや人間性を重視する採用プロセスや継続的な教育・トレーニングプログラムを実施し、スタッフの成長とモチベーションを促進しましょう。
質の高い人材は、顧客の信頼を獲得し、リピート率と口コミの増加につながります。
人材の選定と育成に力を入れることも、成功への重要な要素となります。
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パーソナルジム開業を成功させる方法
最後に、パーソナルジム開業を成功させる方法を紹介していきます。
以下の6つのポイントを意識してみてください。
- 予算に合った開業計画を立てる
- 出店エリアを入念に調査する
- コンセプトを整える
- 集客方法を決めておく
- ホームページを開設する
- フランチャイズに加盟する
それぞれ順に確認してください。
方法①予算に合った開業計画を立てる
予算に合った開業計画を立てることは、パーソナルジムの成功に欠かせません。
事前の市場調査や競合分析を行い、開業に必要な費用や初期投資、ランニングコストを詳細に把握しましょう。
また、予想される収益や利益を計算し、リターンオンインベストメント(投資利益率)を見極めることも大切です。
予算内での運営計画や広告・マーケティング戦略を練り、将来の成長や資金繰りに備えることで、開業後の順調な運営を実現できます。
方法②出店エリアを入念に調査する
出店エリアの入念な調査も、パーソナルジムの成功に重要です。
目標顧客の居住地や行動パターン、競合店の存在などを分析し、需要と競争のバランスを把握します。
また、交通の便や周辺環境、賃料や人口動態なども考慮し、潜在的な顧客層にアクセスしやすい場所を選びましょう。
適切な出店エリアを選ぶことで、集客力と収益性を最大化し、ジムの持続的な成長を実現できます。
方法③コンセプトを整える
コンセプトも、パーソナルジム開業の成功において非常に重要です。
コンセプトを整える際には、ターゲット顧客やニーズを明確化し、独自性を打ち出すことが求められます。
たとえば、特定のトレーニング方法や専門的なサービスを提供するなど、他と差別化する要素を設けましょう。
また、コンセプトに合った設備やトレーナーの選定も重要です。
魅力的で一貫性のあるコンセプトを持つことで、顧客の興味を引きつけ、継続的な集客と顧客満足を実現できます。
方法④集客方法を決めておく
集客方法の計画も、パーソナルジム開業での成功には不可欠です。
SNSやウェブサイト、口コミなどのオンラインマーケティング戦略と、チラシやポスターなどのオフライン広告を組み合わせることが有効です。
また、無料体験セッションや特典を提供することで新規顧客の獲得につなげましょう。
さらに、地域のイベントや協力関係の構築など、地域コミュニティに参加することも効果的です。
適切な集客方法を選び、戦略的に実施することで、ジムの知名度と顧客数を増やすことができます。
方法⑤ホームページを開設する
ホームページも、パーソナルジム開業の成功において重要な役割を果たします。
ホームページを開設することで、ジムの情報へ簡単にアクセスできるようにし、新規顧客の獲得につなげることができます。
特徴的なサービスやトレーニングプログラム、トレーナーの紹介など、魅力的なコンテンツを掲載することで信頼性を高めましょう。
また、予約や問い合わせの受け付けもオンラインで行えるようにすることで、顧客の利便性を向上させることができます。
方法⑥フランチャイズに加盟する
フランチャイズ加盟も、パーソナルジム開業における成功のひとつの方法です。
フランチャイズとして加盟することで、既に確立されたブランド力や運営ノウハウを活用できます。
加盟には初期費用やロイヤリティーがかかりますが、マーケティング支援やトレーニングプログラムなどの手厚いサポートも受けられます。
また、ブランド認知度が高まり、信頼性が向上することで、新規顧客の獲得がしやすくなります。
パーソナルジムの開業をお考えの方はこちらをご覧ください。
パーソナルジムのフランチャイズ加盟店募集
パーソナルジム開業を失敗させないために、6つのポイントをおさえておこう
パーソナルジム開業で失敗してしまう理由は、さまざまな要因が挙げられることがわかりました。
本記事でご紹介した6つのポイントを考慮して、事前調査と計画、そして適切な対策を講じていきましょう。それにより、パーソナルジムの成功への鍵につながるでしょう。
海老名・中央林間のパーソナルトレーニングジムZilch(ヂルチ)
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この記事の監修者
パーソナルトレーニング スタジオZilch代表
町田 洋祐大学卒業精神科にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務開始。大手ジムに転職後、スポーツ整体を学び、整体&パーソナルトレーニング専門店にて経験を積む。2024年に著書『骨格ポジショニングダイエット』を全国出版。
美ボディのためのトレーニング指導と、筋膜リリース・整体による姿勢の矯正。お客様の体力に合わせて、より効果的かつ“楽しく”パーソナルトレーニングを得意とする。
<資格>
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会公認パーソナルトレーナー) ・SMART TOOLS 認定プロバイダー ・EliX認定ファシアリリースセラピスト・スポーツ整体師 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士<著書>
骨格ポジショニングダイエット: 自分のタイプを知って無理なく最速痩せ! リバウンドもゼロ<公式SNS>
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